今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー
日本では、カレンダーや手帳にも記載されていることが多い『六曜(ろくよう)』。
冠婚葬祭の行事などにも結び付けて用いられるため、行事の際に六曜を気にすべきかお悩みの方も多いかと思います。
「六曜って何?」
「結婚式やお葬式の日時は気にするべき?」
今回は、ギフトアドバイザーが六曜について、解説いたします。
「先勝」「友引」「先負」「仏滅」「大安」「赤口」の6種類の曜を『六曜(ろくよう)』と言います。
暦に記される暦注(れきちゅう)のひとつです。
六曜は、14世紀頃に中国から日本へ伝えられました。
民衆の間で流行し始めたのは、江戸時代の幕末頃から。毎日の吉凶を占う指標として用いられるようになりました。
六曜の順番は「先勝」⇒「友引」⇒「先負」⇒「仏滅」⇒「大安」⇒「赤口」です。
基本はこの順番で六曜が決まっているのですが、旧暦の1日に当たる日は、以下の曜にリセットされます。
・1/1と7/1…先勝
・2/1と8/1…友引
・3/1と9/1…先負
・4/1と10/1…仏滅
・5/1と11/1…大安
・6/1と12/1…赤口
たとえば、2023年1月22日(旧暦:1月1日)は、先勝です。
六曜には、それぞれに意味があります。
●先勝(せんしょう/せんかち/さきかち)
先んずれば即ち勝つという意味で、万事急ぐことが吉の日。
訴訟事に良い日とされています。
時間帯別によって吉凶が変わり、午前を吉、午後を凶とする日。
●友引(ともびき/ゆういん)
共に引き分けるの意味から、何事をしても勝ち負けが無い日。
また、朝を吉、昼を凶、夕方を大吉とする日。
●先負(せんぷ/せんぶ/せんまけ/さきまけ)
先んずれば即ち負けるという意味から、勝負事や急用は避け、万事平静であることが良い日。
また、午前を凶、午後を小吉とする日。
●仏滅(ぶつめつ)
物事が滅するという意味で、仏すらも滅する大凶日。
六曜の中では最も縁起の悪い日とされ、特に婚礼などお祝い事を避けるべき日とされています。
●大安(たいあん/だいあん)
大いに安しという意味から、何をするにも吉の日。
六曜の中では最も縁起の良い日とされ、結婚式を挙げる方が多いです。
●赤口(しゃっく/じゃっく/しゃっこう/せきぐち)
陰陽道の赤下日(しゃくぜつにち)に由来し、全てが滅びる凶日。
火の元や刃物など、死を連想させるものに注意すべきとされます。
昼は吉とする日です。
六曜を縁起が良いとされる順に並べると「大安」「友引」「先勝」「先負」「赤口」「仏滅」です。
六曜は行事と深い関わりを持ち、今もその風習が残っています。
◆結婚式
大安◎友引〇、仏滅・赤口は×
大安の日が最も良いとされ、友引の日も、友を幸せに引き寄せるという意味で良いとされています。
◆葬式
友引は×
友引の日の葬式は、他人の死を誘うといって嫌います。葬儀場も閉まっている所が多いです。
◆お祝い事(入籍・開店など)
大安・友引は〇、仏滅・赤口は×
先勝や先負の日の場合は、吉の時間帯に行うと良いとされています。
◆引っ越し、行事、契約事
大安は〇、仏滅・赤口は×
全般的に大安の日が良いとされ、赤口や仏滅の日は避けられます。
◆お見舞い
大安・先負は〇、友引・仏滅・赤口は×
友引の日は勝負がつかないという意味から、病気が長引くと考えるため避けられます。
今日でも、冠婚葬祭の日取りを決める際に、六曜を考慮する人が多いです。
また、お祝いや内祝いを贈る際にも、六曜を考慮して、吉の日時に着くように贈ります。
ただ、六曜は広く知られる暦注ではありますが、迷信と考える人もいらっしゃいます。
最近は、六曜の記載のないカレンダーなども多く、特に若い世代では知らない人も多いです。
気にするかしないかは人それぞれなので、状況によって考える方が良さそうです。
贈り物の場合は、贈る相手のことを最優先に考えます。
たとえば、目上の方へ贈る際は、万事失礼がないよう、吉日を優先。同世代の友人への贈る際は、週末などお休みの日に着くようにするなど、心遣いが伝わることを重視して考えるのがよいでしょう。
また、結婚式やお葬式のような多くの人が関わる行事の場合は、気にされている方もいらっしゃるかもしれないので、避けた方が良い日を考慮しながらも、吉日にはこだわりすぎずに、家族と相談しながら日時を決めることをおすすめします。
お祝い事や特別な行事などのハレの日の贈り物には、ぜひ至福タオル梅染めを。
「梅」で染めた紅白のタオルに紅白の紐。“幸せを呼ぶ”とされている、縁起の良い赤い鈴が添えられています。
紅白尽くしの贈り物は、なんとおめでたいことでしょう!
お祝いの気持ちがしっかり伝わり、きっと喜んでいただけます。
【贈答用】今治謹製 至福タオル梅染め
ラインナップ 3,300円(税込)~22,000円(税込)
雲母唐長タオルは、江戸時代から先祖代々受け継がれてきた雲母唐紙の文様を、タオルの紋様に織り上げたシリーズ。
今回は、ハンカチタオルのご紹介です。
文様それぞれに意味がございます。
天平大雲(写真:左手前)
雨を呼ぶ雲は豊穣の象徴。また、雨が人の足を止めることから縁を呼び込むとして、商売繁盛の文様とされる。
南蛮七宝(写真:右手前)
円と星、あるいは花や十字架にも見えるこの文様は、しあわせが四方へとつながることを意味する吉祥文様。
角つなぎ(写真:右奥)
組み紐にルーツをもつ文様、上下を繰り返しながら組まれ、結び目が連なるそのさまから、変化や繁栄を表す。
大牡丹(写真:左奥)
幸せと富貴の象徴、また、覇者の徴として好まれた。なかでも大牡丹はとりわけ雄大で華やかな文様。
想いを文様に重ねたタオルは、粋な計らいが感じられる素敵な贈り物になります。
【贈答用】今治謹製 雲母唐長タオル
タオルハンカチ 1,320円(税込)
さまざまな考え方があり、明確な答えを出すことはできませんが、六曜について知ることで、ご自身なりの向き合い方を考えてみてくださいね。