ギフトアドバイザーが解説！結婚引き出物のマナー

引き出物は、結婚式に出席してくれたゲストへの感謝の気持ちを伝えるための、大切な贈り物。

かつては、披露宴で用意した料理の一部を持ち帰る“お土産”として始まりましたが、現在はご祝儀をいただいたお礼として贈ることが主流になっています。

ご祝儀1つに対して、引き出物1つが一般的となっているので、一世帯につき1つを目安に用意しましょう。ご夫婦別々のご祝儀をいただいた場合は、各々引き出物を贈ることになりますので、注意しましょう。

また、内祝いとは、披露宴には出席されず、お祝いのみをいただいた方へ感謝の気持ちを伝える贈り物のことを言います。

最近は、ゲストとの関係性やご祝儀額によって、引き出物の内容を変える“贈り分け”を行う傾向に。
引き出物の内容は一般的に、“メインのギフト”に“引き菓子”“縁起物”を加えた2～3品を贈ります。
偶数割れる＝別れることを連想させるということから、縁起物をプラスして奇数の組み合わせが多くなっていますが、正式なマナーではありません。
最近は引き出物を豪華に2品贈ることも増えています。

●メインのギフト
引き出物の中で、1番高価な品を指します。

●引き菓子
メインのギフトに添えて、披露宴に出席したお土産の意味で贈ります。

●縁起物
メインのギフトに添えて、縁起をかつぐ意味で贈ります。

カタログギフトやタオル、食器などの“メインのギフト”に、バームクーヘンや紅白饅頭などの“引き菓子”や鰹節や昆布などの“縁起物”を組み合わせて贈るのが一般的です。

カタログギフトは、ゲストの趣向や予算に合わせて選べるので人気があります。
引き出物を後日ゲストの元へ贈り届ける、引き出物宅配サービスや、カタログギフトがカードになった引き出物カードは、ここ数年で選ぶ方が増えてきているスタイルです。

“メインのギフト”がご祝儀の約10％程の価格で、“引き菓子”と“縁起物”はそれぞれ1,000円前後、そのため、引き出物の相場は一人あたり5,000～12,000円程度となります。

【メインのギフト/ゲスト別の相場】
●友人・同僚へ…3,000～4,000円
●上司へ…5,000～10,000円
●親族へ…5,000～12,000円
●夫婦・家族で出席したゲストへ…5,000～10,000円

事前にお祝いをもらっている場合は、その額のお返しに見合う品を用意しましょう。
あまりにも多くのご祝儀をいただいた場合は、結婚式後に内祝いとしてお返しをするようにしましょう。

引き出物選びに迷った時に参考にしたい、3つのポイントは

☑見栄えが良く、持ち帰りやすいこと
☑どなたでも使いやすいこと
☑印象に残るアイテム

反対に、避けた方がよい、3つのポイントは

☑大きくてかさ張る、重すぎること
☑個性が強く、趣味嗜好に偏りがあること
☑2人の名前や写真入りのアイテム

何よりも、ゲストのことを思いやった品を選ぶことで、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

ここ数年、タオルは引き出物の定番。
タオルが引き出物として人気があるのは、こんな理由があります。

★食器と比べて持ち帰りやすい
★誰もが使える日用品で、利用頻度が高い
★上質なタオルは自分で買う機会が少なく、特別感がある

今治タオルは、良縁の象徴である糸から作られているため、縁起物としてもおすすめです。
今治謹製の木箱入りタオルを結婚の引き出物に贈られてはいかがでしょうか。

“至福”という縁起の良い名前と、柔らかな肌触りが人気の今治タオル。
結婚引き出物で迷ったら、至福タオルがおすすめです。
人と人を結ぶご縁の糸を紡いで織った丁寧な仕上げで、手にした時の軽やかさ、ふんわり感を感じていただけます。

【贈答用】今治謹製 至福タオル
ラインナップ　3,300円（税込）～22,000円（税込）

本物の梅で染めた梅色の至福タオル梅染め。
紅白のタオルとパッケージは、見た目も華やかでハレの日の引き出物にぴったりです。
“幸せを呼ぶ”ということから縁起が良いとされている鈴が添えられています。

【贈答用】今治謹製 至福タオル梅染め
ラインナップ　3,300円（税込）～22,000円（税込）

柔らかな肌ざわり、吸水性、耐久性の全てを高いレベルでバランス良く兼ね備えた極上タオル。
上質な風合いと職人技が光る今治タオルは、誰もがその使い心地に魅了されます。
高級感ある美しい木箱のパッケージが、より良質さを引き立てます。

【贈答用】今治謹製 極上タオル
ラインナップ　2,200円（税込）～33,000円（税込）

引き出物は、贈るゲストの好みや実際使っていただけるシーンを思い浮かべるなど、相手の立場に立って考えることが何よりも大切です。
ゲストの笑顔を思い浮かべながら、じっくり考えてみてくださいね。