今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー
今回は、黒カビや異物と間違えやすい、綿カスのお話です。
オーガニックコットンの製品を購入されたお客様から時々、「表面やパイルに見られる、小さな黒い点々はカビかゴミですか?」といった質問を受けることがありますが、その黒い点々の正体は「綿カス」です。
綿カスとは、綿製品に使われている綿の原材料である、綿花の葉や茎の一部が残った破片です。
綿花から綿だけを摘み取るようにして収穫しますが、その際に取り切れなかったり混ざった植物片が、タオルやガーゼなどに茶色や黒色の斑点として残ってしまいます。
漂白処理を行えば、この斑点を取り除くことはできますが、漂白処理を行っていないコットンは、その斑点がそのまま残ります。
無漂白の製品に斑点がよく見られるのは、そのためです。
植物片でカビやゴミではありませんので、安心してお使いくださいね。
この斑点は、お洗濯により次第に減っていきます。
漂白処理を行わないことで廃液の処理を行う工程が減り、その分水質汚染を減らすことができます。
そのため、環境への負荷を抑えることができます◎
綿本来の自然の色味を、そのまま楽しむことができるのもうれしいですね◎
オーガニックタオルは、やわらかいインドのオーガニックコットンを使用したシリーズです。
オーガニックコットンとは化学物質を3年以上使っていない農地で有機栽培されたコットンの事です。
このシリーズのタオルには、パイル部分にインド産のオーガニックコットンを通常より細い糸に仕立て使用しています。
しなやかでやわらかい肌ざわりは女性やお子様にもおすすめですよ。
【贈答用】今治謹製 オーガニックタオル
ラインナップ 2,750円(税込)~¥11,000円(税込)
綿カスを見ると、ああ、タオルも植物からできているのだった、と思い出すのは私だけでしょうか。
私たちは、自然の恵みを享受して暮らしています。
そんな自然に感謝して、毎日を過ごしていきたいですね。