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今治謹製STORIES

今治タオルブランド「今治謹製」が織り成すストーリー

文様はすべての人々にとって手に取る価値あるもの

文様はすべての人々にとって手に取る価値あるもの

雲母唐長(KIRA KARACHO)とは、唐長11代目の長女夫妻トトアキヒコさんと千田愛子さんがプロデュースし、次世代を担う唐長を継承するブランド。創業寛永元年(1624年)京都に創業した唐長をルーツに持ち、江戸時代より続いてきた日本唯一現存する唐紙屋です。唐長の唐紙は手仕事の風合いや陰影など実物の美しさが感じられる心地良い文様が特徴です。代々受け継がれて守られてきた板木を使い、トトアキヒコさんが祈りを込めて唐紙が生まれます。今治謹製は2018年6月に累計販売個数1,000万個を突破し、その記念として12シリーズ目となる「今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオル」を販売いたします。縁起の良い「天平大雲」と「南蛮七宝」の文様を今治タオルのタオルギフトで表現しました。このたび唐紙師トトアキヒコさんと千田愛子さんに文様や唐紙への想い、タオルへ込めた祈りなどをお聞かせいただきました。

「ふぞろいの美」日本人が昔から愛する心地よさ

トトアキヒコさん:自然界には美しく、そしてふぞろいのものばかりが溢れています。左右対称のものはほとんどありませんし、時間によって絶えず変化します。文様を生み出す板木も時間をかけて変化してきました。時間の経過に伴い「欠け」が生まれたりして、それが唐紙になったときにも「欠け」や「ずれ」が生じます。板木の欠けは100年200年という時間経過で生まれたもの。つまり先祖代々受け継いできた400年の歴史が詰まった板木から唐紙が生まれます。その時間経過で生まれた「欠け」や「ずれ」なども唐紙の美しさとなり、そこに人は愛しさを感じます。それをぼくは「ふぞろいの美」と呼んでいます。日本には古来から寛容の文化があります。雲母唐長の唐紙がある空間には、文様と唐紙の「ふぞろいの美」を受け入れる優しさが溢れています。それが「唐紙に囲まれるとなんだか落ち着く」という声が多い理由かもしれませんね。

唐紙は作るのではなく、祈ることで生まれる

トトアキヒコさん:ぼくにとって唐紙は「作る」のではなく、「祈る」と表現しています。雲母唐長の唐紙をご依頼いただいた方々、目にする人々、すべての人の幸せを祈り、板木を残してくれたご先祖様や神様に感謝して日々、向き合う中で唐紙は生まれるのです。すなわち板木、そして文様、唐紙にはたくさんの人々の想いが宿っています。その想いが紡がれ、かたちになったものにはものすごくポジティブなパワーが込められています。幸せを願う祈りを込めた文様がデザインされた「今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオル」も同じだと感じます。だからこそ皆様に愛でていただけるアイテムだと思います。

「南蛮七宝」と「天平大雲」の文様に込められた意味

トトアキヒコさん:「南蛮七宝」は人と人の縁の繋がりが生まれ続くという意味が込められています。タオルギフトを贈る人と貰う人の縁がより一層続くように祈ってこの文様を選びました。モダンなデザインですが生み出されたのは江戸時代。長く愛されるということもすごいことだと思います。「天平大雲」は実りと豊穣の象徴です。雲は雨を呼び、人の足を止めることから良き縁を呼び込むとされています。この文様(雲)が皆様の良き縁を集め、そして繋がりが続くことを祈っています。

「今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)」は気持ちのこもった素晴らしい贈り物

トトアキヒコさん:タオルにする過程では色が難しかった。ぼくは和紙を染める色も自分で作るからそのもどかしさがあった。

千田愛子さん:糸の重なりや織物特有の風合いなどがイメージしづらかったのを覚えています。木箱のデザインも含めて試行錯誤を繰り返してもらって良いものになりました。きらびやかだけれども淡く繊細な金糸を使ったところにもこだわっていただきました。

トトアキヒコさん:たくさんの文様がありますが人を貶めるようなネガティブな思いが込められたものはありません。文様はすべてより良くなりたいという幸せの祈りを込めたものばかりです。相手のことを想って選んでいただいた「今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオル」は気持ちのこもった素晴らしい贈り物になると思います。

文様はすべての人々にとって手に取る価値あるものだと信じています

トトアキヒコさん:すべての人を満足させる製品づくりは難しい、というのが一般的な解釈だと思います。人の趣味趣向は千差万別ですし、それによって商品の売上も変わりますから余計にそのように感じます。万人受けするものづくりは難しいかもしれません。しかし人が幸せを求め、より良くなりたいという想いは世界中の誰もが持つ共通の願いのはずです。雲母唐長の文様にそういった人々の願いや想いが込められているのならば、「文様はすべての人々にとって手に取る価値あるもの」だと気付きました。この「今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオル」も同じです。400年の時間で受け継がれた板木が生み出す文様。その文様には贈る相手の幸せを願う祈りが込められています。

インタビュー風景

Introduction

唐紙師 トトアキヒコ

唐紙師。従来の唐紙文化を継承しつつ、独自のアート作品としても新しい唐紙の世界を築き上げる。美術館や神社仏閣、商業施設、個人邸などに作品を収め、代表作の「星に願いを」は、俵屋宗達の重要文化財『唐獅子図』と並んでいる。

唐紙師 トトアキヒコ

唐紙師 千田愛子

『唐長』11代目の長女。10代の頃より唐長の新境地としてカードの世界を開拓。また、夫と共に先祖より伝承する唐長文様を異業種とのコラボレーションにより、さらなる発展へ向け活動を行う。

唐紙師 千田愛子

雲母唐長(KIRA KARACHO)

唐長11代目の長女夫妻トトアキヒコさんと千田愛子さんがプロデュースし、次世代を担う唐長を継承するブランド。創業寛永元年(1624年)京都に創業した唐長をルーツに持ち、江戸時代より続いてきた日本で唯一現存する唐紙屋です。

https://kirakaracho.jp/

雲母唐長(KIRA KARACHO)

取り上げられたタオル

今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオル

雲母唐長の文様と唐紙の世界観を今治の誇る紋織(ジャガード織)で表現した今治タオル。トトさんも「お世話になったおばあちゃんに、この今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオルを贈りたい。ぼくをずっと信じてくれた人なんです。」とお話ししてくれました。

→今治謹製 雲母唐長(KIRA KARACHO)タオル商品一覧

今治謹製 至福タオル

トトアキヒコさんの染めは世界がやがて福に至るという祈りが込められていることから「しふく刷り」と呼ばれています。今治謹製にも至福タオルという名のシリーズがあり、関わる人すべての「まいにちもっとしあわせが訪れるように」という祈りを込めたネーミングのタオルギフトとなっています。

→今治謹製 至福タオル